toggle
2018-09-22

グアムの自然に触れる HAMAMOTO GARDENS(ハマモト・ガーデンズ)

グアムに暮らす人々
Hamamoto Gardens

ゆっくりする時間、のんびりする時間は望んでなく、
アクティブに行動したいというのが私の考え

 「今までハマモト・トロピカル・フルーツ・ワールドとしてやってきましたが、これからはハマモト・ガーデンズとしてやっていきます」。フルーツという言葉を使うと、どうしても果樹園のような、果物を食べに行くところというイメージが強くなってしまうので、自然をメインにした“自然を学ぶ場所"あるいは〝癒やしを求めに行くところ"というのを前面に出していきたいというのが目的とのこと。そもそも20年前に開園した当初の目的であり、実際に園を訪れる修学旅行生などへは、自然に恵まれた環境の中で暮らす人々の特性を話してきた。そのお話しが好評で、先生と生徒の両方から要望され毎年のように来園する学校もあるという。

Hamamoto Gardens

 また、スポーツの話しも学生たちには好評を得ていた。マラソン、卓球、ゴルフが趣味でどれも趣味の域を超えている。NY、ホノルル、東京などのメジャーなマラソン大会出場、卓球も雑誌に取り上げられるレベル、ゴルフはテレビのレギュラーを持っていたほどのプロ級の腕前だ。マラソン大会への出場は、走ることに関して素人だったハマモトさんが独自の理論を学生たちに話したところ、それを実践した彼らが有名大学の陸上部に入部したことが自信となり、自身も走ることに目覚めたという。体を動かし続けることが生きていく上での目標とのこと。何事も自分で動き、検証する。趣味の陶芸づくりも、イノシシ狩りも自分で動かなければ成立しないこと。園を経営する自営業のハマモトさん、常に研究をし続けなければならい。それを怠ると日常の生活がやっていけなくなってしまう。そういう境遇ではリタイヤというのは考えられないのだ。だから、「やりたいことが次から次へと湧いてくる」ということになるらしい。

Hamamoto Gardens

 行動するためのモチベーションは、いろんなことに興味を持つこと。「不得手なこと、苦手なことに対し、少しでも克服できればと思い、そういったことにも取り組んでいます。ゴルフ、卓球、走ること、僕は練習が好きなんです」と言う。すぐには見えない進歩も、次第に変化し、次の段階が見えてくる。これが練習をする楽しみであり、それを求めているので、きつい練習も苦にならないらしい。「練習の量は質を変える」が彼の理論だ。

 やりたいことが詰まったグアムのハマモト・ガーデンズをベースに置き、世界中を飛び回りたいとのこと。「お客さんが多く来園していただければ嬉しいし、また少なくてもそれはそれで嬉しいと考えています」。少なくても嬉しいとは、決して強がりではなく、その分、自分自身のやりたい時間が出来るという考えからきている。人生を幸せにしてくれるのは何かというのを考えさせられる。もっとそのことを、ここで聞きたいと思った。

Profile
Hamamoto Gardens

Hisamitsu Hamamoto 
濱本久允

6万坪の広大な敷地を誇るハマモト・ガーデンズ社長 園内にはコーヒー園や養蜂場もある。

ハマモトガーデンズのサイトはこちら→ http://www.hamamoto-guam.com/

この記事は、bemyguam <ビーマイグアム> by Nouveauグアム Autumn/Winter 2017-18 (短期滞在だからこそ知っておきたいグアムの「見る・食べる・楽しむ」)に掲載されたものを再編集しました。ご購入は こちら からどうぞ!


関連記事