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2017-06-15

グアムで 唯一のグアム産 コーヒーのロースター

タモン地区から車で45分ぐらいのジャングルの中。グアム南部のハマモトフルーツワールドの敷地内にある作業所を訪れました。フルーツワールドには、オプショナルツアーなどで訪れた人も少なくないと思いますが、その敷地内にメイドイン・グアムのコーヒー豆をローストする作業所、コーヒー農園はあります。

作業所の中では、ローストが始まっているせいか、熱がこもり蒸し暑い。ローストの機械が1台入るぐらいのスペースは、アイスバーの「マニ・ポップ」を製造する厨房も兼ねています。ローストの音も結構すごい。ブラジル、コロンビア、ホンジュラス、グアムの順でローストされ、全部の豆がローストされた後、それらをブレンドしたのがここのコーヒー豆。現在、グアムでここのコーヒーが飲めるのは、キッチンリンゴ、メスクラ、プロア、ポートオブモカ、ニッコーホテル、弁慶レストランなど。しばらくすると、コーヒー色になった豆が、ざぁーっとローストされて飛び出してきました。部屋全体がコーヒーの香ばしい香りに包まれていきました。

コーヒーをローストしていたのは、メルカ・マナブッサン、グアム出身の38才。日本での生活経験があるせいか、日本語も少し理解できるようです。

寒暖差の少ない平地で栽培されたコーヒー豆は、どちらかというと平坦な味のため、ブレンドコーヒーに使いやすいと言われています。世界で人気の高いコロンビアやブラジル産のコーヒーとメイドイン・グアムのブレンドはちょうど良いのかも知れません。メルカさんは、オーガニックのコーヒー豆にこだわりを持っています。ブラジルなどから仕入れるコーヒー豆は、ほとんどがオーガニックです。ここで、それらはローストされ、メイドイン・グアムのコーヒー豆とブレンドされ出荷されます。

プロア、メスクラなどの有名レストランでコーヒーを注文する時は、メルカさんのローストしたコーヒー豆であることを思い出してください。キッチンリンゴでは、「SPIKE COFFEE ROASTERS」として、豆の販売もスタートしました。味が気に入ったら、おみやげにするのもいいかも知れません。

詳しくは掲載誌をご覧ください。


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